虹園とbenium の話。

みなさんこんにちは。
結び屋虹園の菊田奈々です。

只今、2週間の催事に加え
タスクが同時並行で渋滞中により
あともう2体くらい体がほしい虹園です。

毎年ひそかにサンタさんにお願いしているのですが
いまだ届きません。
大人だから無視されているのかな。

さて、神奈川県の相模大野という駅の駅ビル
ステーションスクエアというところで
絶賛POP UP なうさせていただいております。

今回は
虹園単独ではなく、
服飾雑貨のデザイナーbeniumさんと
二人展というかたちで
一緒にポップアップしています。

今日は彼女についてお話します。

beniumちゃんとは2年くらい前、企画会社が運営する
催事イベントで一緒になったのが出逢いでした。

若くてとってもかわいい作家さんで
催事の初日からお着物でいらしてたのが
とても印象的でした。
おでこに好奇心の文字を光らせながら、

「どうしてこの刺し子をはじめたの?」

と伺った時に
彼女が 青森のこぎん刺し に出逢った時の話をしてくださいました。

大きくて透き通ったお目目がこぉぉぉぉーーーーっとさらに輝きだし、
こぎん刺しの用の美に振るわされて

『生きるって感じがして、私…刺さっちゃったんです!!!(キラキラ)』

と話してくれた彼女に私が刺さっちゃって惚れました。

それからというもの、
会って話すたびに、まるで自分かと思うほどに
こだわりや感覚的なものの一致がめくるめく
親しくしてもらいながら
今回の出店へと実ったわけです。

刺し子の作品のほかに、
古い着物の生地を使ってつくられたバッグや、
彼女自身が選び抜いてきた
日本で古くから愛用されてきた土地の生地をつかって
今、新しい感覚で着ることができるシャツやボトムスなど
お洋服もデザインして、ご自身で仕立てていらっしゃいます。

そのデザインは本当に細かく計算されていて
また、つくりもとても丁寧で美しいです。

日本で古くから伝わってきたものへの尊敬、
そして各地でご覧になってきた日本の服飾文化に対する膨大な知識が
彼女の中で咀嚼されて
丁寧にカタチに産み出されている、ということが
身に着けると体感できます。

現に彼女と共作した
水引の付け替えボタンを付けられるシャツ は
一日、着ている間の着心地、
そして帰宅してハンガーにかけた時、
何とも言えない愛しさが湧いてくるのを感じたときに
beniumの作品がもつエネルギーってこういうことなんだ、って
胸がぎゅーんとなりました。

彼女にとって、この相模大野は地元。

私は高校生の時に小田急線をつかって、、、とは言え
藤沢からたった一駅乗っていただけですが
試合なんかであちこち行ってたので
3年間の青春の記憶の中に存在している地域で
どこか懐かしく、
縁があるといえばあった場所でしょう。

ここでは初めての2週間の長丁場にも挑戦させていただけました。

このところ、どんな形かはまだ見えないけど
『いつか、自分の店がほしいな…』なんてうすぼんやりと思っていたので
毎日この区画に通っていると
まるで自分の店舗のような疑似体験をさせてもらえてて
吸収することも多いです。

こんなの初めて見たわー!って喜んでくださるお客様、
私も水引やってますー!って見に来てくださったお客様、
今回も
沢山のすばらしいご縁に支えられて、
私の活力となっています!

こちらをご紹介してくださった企業さん、
そしてそして一緒に出店してくださったbeniumちゃん
お手伝いしてくださる皆様の
おかげさまでしかありません。
ホント、皆様に感謝ばかりです。

この感謝の気持ちを今後の活動に還元して
もっともっと皆様に喜んでいただけるような
むすびの世界をお伝えしていきますね!!!


相模大野ステーションスクエアB館4Fでの出店は
もう折り返していて来週の月曜日までとなっております。

みなさまどうぞ、よしなに。

◆benium → https://www.benium.net/